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お知らせ

日本経済新聞社「日経MJ」(2024年9月13日付、紙面1面)「気づまりの壁 崩せた? ニアミー、相乗り送迎16空港、2年で売上高5.5倍」に、新添上級研究員の取材コメントが掲載されました。
 9月15日付で、Web版としても掲載されました。⇒⇒ 相乗りニアミー、ギア入った? タクより安くバスより楽

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■相乗りサービスの「ライドプーリング」に関する記事です。
■郊外に立地することが多い空港との往復はモデルケースで、記事に登場するニアミー(NeaMe)も、現在、主力の利用プランとしています。空港との往復は、目的地を同じくする利用者が集まりやすいだけでなく、スーツケースなどの重たい荷物を抱えた利用者も多くいます。この場合、ライドプーリングは快適に安く移動できる手段となり、赤の他人と狭い車内を共有する心理的な負担(デメリット)を上回るメリットがあると言えます。
 それ以外の日常的な移動の場面で、日本人の国民性を踏まえた時にライドプーリングがどこまで浸透していくか・・・今後注視したいところです。”空港ルート”のごとく、時間帯や季節性なども踏まえた目的地・方角に共通項のあるユースケース・利用パターンを探していくことになると見ています。
■なお、海外には、他人のマイカーに数時間~長時間 乗り合うような中長距離のライドプーリングも以前から存在します。
 例えば、フランス発のスタートアップのBlaBlaCarは、中長距離に特化したライドプーリングのマッチングサービスを提供しています。これは、TGV(高速鉄道)などの鉄道網ではアクセスが悪い都市間交通を補完する役割が市場の潜在的なニーズにマッチしました。利用者同士で割り勘することで安く移動できること、さらに、1台を有効活用することで環境への負荷も少なく移動できることも現地では魅力となっています。
 BlaBlaCarは、現在、ヨーロッパ10か国に広まっているほか、安価な中長距離移動の手段として高速バス手配プラットフォームも手掛けるようになっています。ライドプーリングの利用動向から、ニーズの高い移動区間を把握できているのも強みです。 (新添)

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